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5月病について
5月病を予防する
新年度が始まり、5月になると、体調がなんとなく悪いと感じて受診する人が増えます。胃腸の不調、眠れない、疲れやすいなど、症状はさまざまです。検査で異常が見つからない場合は、様子を見ることが多いようです。
5月病とは、一定期間にわたる緊張やストレスが持続することで起こる体調の変化です。これは、女性の妊娠うつや産後うつなど、頑張った後に発生する症状に似ています。主な原因は、コルチゾールというホルモンの過剰分泌とされています。
抗うつ剤は、似た症状を持つ双極性障害を悪化させる可能性があるため、自己判断での服用は厳禁です。したがって、病気と認識する前に生活習慣を見直し、予防に努めることが重要です。
対策
具体的には、以下のような対策が効果的です。
- 運動を継続する(過剰な運動は逆効果になることもあるため注意が必要です)
- 魚、肉、卵など、グルタミン酸を含む食べ物を摂取する(GABAの材料になります)
- 乳酸菌を摂る(腸内細菌も体調に影響を与えます)
- 相談相手を確保する(健康サポート薬局などを利用する)
病気だと思わないように心がけることで、回復を望む人が多いと思います。プライバシーに配慮しつつ、一人で悩まずに周囲に相談することが大切です。