食中毒について
怖い「食中毒」を忘れていませんか?
近年は、マスクして、消毒して、換気をして・・・とコロナウイルスの感染対策ばかりに目が行きがちです。しかしながら、まれに患者さんから「いやぁ、吐いて下痢して大変だったんだぁ」と食中毒を罹った事例を聞くことがあります。それでも軽症で済めば幸いですが、重症になると入院をしたり、亡くなる人もいます。
東北地方も梅雨に入り、これからの夏場は、食中毒が流行り易くなります。食中毒の危険性については皆さんもよくご存知と思いますが、「貴重な時間でこのトピックスをクリックしていただいた貴方に!!」改めて啓発させて頂きます。
食中毒の原因はさまざまですが、半数以上は「細菌性」と「ウイルス性」が占めています
【細菌性食中毒】
感染型→サルモネラ属菌、腸炎ビブリオ、腸管出血性大腸菌、カンピロバクターなど
毒素型→黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌、セレウス菌など
【ウイルス性食中毒】
ノロウイルスなど
※詳しく知りたい方は厚生労働省のホームページをご覧ください
細菌などは高温多湿の環境を好むため、夏場に多く食中毒が起こりますが、ウイルスなどは逆に冬場に集中していることから、食中毒は1年を通して注意することが大切です。
<食中毒予防の3原則について>
1.つけない!
・洗う(手洗いや器具の洗浄)
・分ける(使用する器具や食材)
2.増やさない!
・冷却(冷蔵庫で低温保存)
・迅速処理(生鮮食品、作った食品は迅速に冷蔵・冷凍)
3.やっつける!
・加熱(中心部までよく火が通るように)
・消毒(調理器具は洗剤でよく洗い、熱湯をかけて殺菌消毒)
さらにウイルスでは、
4.持ち込まない!
・ウイルスに感染しない、感染した場合は調理場内に入らない
が加わります。
今回のトピックスが、皆さんの食中毒予防のお役に立てれば幸いです。
食中毒の『原因と対策』を理解すれば家族を守る事になるのです。